ヘラクレス飼育法〜その2(採卵から幼虫飼育まで)
今日はヘラクレス飼育法の第二弾ということで、「採卵から幼虫飼育まで」です。
あくまでも個人的なやり方なので実践する際には自己責任でお願いします。
産卵セットを組んだら、1週間以内、できれば3-5日以内に1回目の割り出しをします。
♀の状況を確認するため、産卵セットの環境を確認するためです。
ちゃんと♀が潜っているか、ゼリーの食いはどうか、マットが乾燥しすぎてないか、逆に加水しすぎてないか・・・などなど確認します。
最初にマットに加水したつもりでも、意外と加水が足りてなかったりということはあります。
あまりに水分が足りないと卵を産んでくれません。
あといくら造花などで足場を作っていても♀がひっくり返って起き上がれないということもあるので、ちゃんと生存確認は必要です。
うまくいけば1回目の割り出しで10個以上の卵をゲットできます。
これは1週間ちょっとして割り出した卵なので少し膨らんでいますが、米粒サイズです。
僕は100均で購入したマドラー様の柄の長いスプーンを使って、採卵しています。
卵は写真のようにマットを詰めたプリンカップに1個ずつ置いていき、プリンカップの壁側から見れるようにします(置ききれない卵は仕方なく中央に置いていますが・・・。)
そしてこの上からさらにマットを詰めて、蓋をしてあとは放置するのみです。
2回目以降の採卵も1週間くらいのサイクルで続けるのがベストかと思います。
あまりに放置しすぎると固詰めしたマットの底の方が劣化することもありますし、あまり卵が回収できないことが経験上は多いです。
1匹の♀から100個くらい採卵できることもありますが、60〜80個くらいが多い気がします。
卵は大体1ヶ月で孵化するので、少し育ったら初令のうちに個別飼育に切り替えます。
↑孵化したての幼虫です。
以前は860ccのプリンカップにそれぞれ1匹ずつ移していたんですが、最近はいきなり1600ccクリアボトルに移しています。
大体3ヶ月を目安にマット交換をしていきます。
管理温度は全てのステージで21-23℃くらいです。
管理温度にもよりますが、イメージとしては初令期間1ヶ月、2令期間1〜2ヶ月、3令期間8〜12ヶ月といったところでしょうか?
1回目のマット交換時には2令もしくは3令になっているので、お尻の窪みや頭幅から♂♀の判別を行います。
♀であれば1600ccボトルで飼育を継続し、♂であれば2300ccボトルで飼育しています。
以前はQ-boxや米びつケースなどを使用していましたが、洗濯ネットなどで防御してもどうしてもコバエが大量発生して部屋が大変なことになるのでボトル飼育にしています。
普通のヘラクレスであれば、♂は最終体重は100g以上にはなりますし、♀も60g前後には育ちます。
僕自身、大きく育てる技量はないので、幼虫飼育に関しては試行錯誤しています。
幼虫ステージの次は前蛹→蛹になりますが、第3弾で記載したいと思います。
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